▼2016年

北海道札幌市モエレ沼公園でのワークショップ

 

冬の穏やかな光の入る部屋でのんびり回転するアイノたちです。今年最後のワークショップでは、このヒンメリを作ります。クリスマスデコレーション仕様に雪だるまやツリーのペーパーオーナメントをアレンジをするのも楽しいですね。モノトーンベースに作るヒンメリやオーナメントもシックで素敵です。

 

飾る空間をイメージし色やデザインを考える。自分の手で作られたお気に入りが、毎日の生活を彩る。お部屋で眺めるヒンメリはゆったりした気持ちを運んできてくれます。このこともヒンメリの大きな魅力の1つで、たくさんの方に知ってほしいと思っています。

 

世界的に著名な彫刻家イサム・ノグチ氏が基本設計を手がけられたモエレ沼公園。私は自分が暮らしている街にこの素晴らしい公園があることを誇りに思っています。他県からいらっしゃるお客様をいつもご案内する素敵な場所です。冬の間も何度かクロスカントリースキーをするため訪れたりしています。

 

公園を象徴する「ガラスのピラミッド」。施設内はモダンな空間が広がり、ヒンメリ作品を撮影させて頂いたこともあります。今回このガラスのピラミッド内にてワークショップが開催されます。この日会場にはいくつか作品を展示して参加される方々にご覧になって頂こうと思っています。クリスマスシーズン、真っ白な景色が広がるモエレ沼公園でワークショップを出来ることが心から嬉しく、今からワクワクしています。2016.1119 モエレ沼公園が誕生するまでのストーリーをぜひご覧ください。  

 

 

秋。ヒンメリのじかんが始まります

Photo:Kayoko / HARMONICS.
Photo:Kayoko / HARMONICS.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2011年、Himmelin aikaヒンメリのじかんというこのWEBサイトを立ち上げました。

フィンランドでヒンメリに出会い紡いできたストーリーやそこから生まれる作品をご紹介しています。

 

自分で育て収穫した麦で今年もヒンメリづくりが出来ることをとても嬉しい気持ちでいます。

つややかな手触りと光沢。自然がこの美しさを作り出してくれていると思うと感動します。

 

私が作りたい・見てみたい姿のヒンメリを1つ1つていねいに創作していきたいと思っています。

穏やかにHimmelin aikaヒンメリのじかんが流れます。2016.0901

 

写真は無断で使用(複製・送信・頒布等)することを禁じます

 

 

ペーパーストローヒンメリ アイノ Paperipillin Himmeli aino ®

ペーパーストローヒンメリ アイノ “aino” sarja 2016

2015年 ペーパーストローにマスキングテープを重ね、カラフルなペーパーオーナメントをアレンジしたヒンメリを創作し発表しました。このオリジナルヒンメリシリーズを「aino」と名付けることにしました。アイノとは、フィンランド語で「唯一の」「ただ1つの」という ainoa から由来しているもので、フィンランドの女の子の名前です。2011年からの5年間においても、最も人気のあるファーストネームトップ10の上位5位以内に必ず入るなど、多くのフィンランド人に愛されている名前です。

 

名前負けせず、広く親しまれるヒンメリシリーズにしていきたいと思っています。カラフルにもシックにも仕上げられ無限に組み合わせが可能ですから、ワークショップでは世界にたった1つのオリジナルヒンメリを作ることが出来ます。材料は全ていつか土に還るものだけ。伝統的な麦わらのヒンメリと同じです。

 

ナチュラルなもの、健やかさがベースにあるものを厳選するということを常に意識しています。以前HPでお話致しましたがそれぞれの材料は既にこの世にあるものですが、その組み合わせのアイデアは作者のオリジナルなのです。今年大人の方にも楽しんで頂ける内容も発表し、新しい取り組みはこれからも続きます。 2016.0910

 

 

 

湘南 T-SITE から夏休みワークショップがスタート!

梅雨明けし真夏の日差しが戻ってきた7月28日、湘南T-SITEさんでワークショップが開催されました。当日はたくさんの方にご参加頂き1号館湘南ラウンジは、元気なお子さんたちの笑顔で溢れていました。「楽しかった!」とご挨拶してくれる皆さん、とても上手にヒンメリを仕上げていらっしゃいました。2日後にはコサイン青山さんでのワークショップと続きました。いま札幌に戻っていますが今週金曜日には函館蔦屋書店さんでワークショップが開催されます。その後は札幌、鎌倉でも開催が予定されています。2016年の夏休みヒンメリワークショップの記録として、少しずつ写真をアップしていこうと思います。 2016.0802

5月21日のワークショップ

 photo : naoko hirano
 photo : naoko hirano

ひとつひとつ出来上がるのが嬉しかったり…

 

このようにお話されたのは、今回ワークショップを開催させて頂いたカフェシャエルさんのオーナーの方です。ワークショップにご参加頂きました。普段触れる機会がない麦わらの扱いに皆さん「緊張しました」とのこと。麦わらが割けてしまいそうな作業をそーっと加減しながら手を動かすというのはなかなか大変なことですが、出来上がった時はひときわ

嬉しいものだと思います。

 

皆さん何度も色々な角度から完成したヒンメリを眺めていらっしゃったのが印象的で、ご満足頂いていた様子に私自身とても嬉しかったです。このワークショップでは持参した穂つきの麦わらがどのようにヒンメリの材料になるのかをお話ししたり、ヒンメリの歴史などもご紹介しました。アットホームな雰囲気でとても楽しいワークショップとなりました。

ご参加頂いた皆さま、ありがとうございました。20160524

Himmeli workshop kit package

ワークショップのためのキットボックスです。季節や開催する場面にあわせ新しいグラフィックでボックスを制作しています。このスタイルの箱は、持ち手の紐の色もラベルデザインによって変えています。 ワークショップに何度かご参加頂いている方から「毎回箱も楽しみです」とおっしゃって頂き、とても嬉しかったです。ワークショップでは作るヒンメリはもちろん、道具やパッケージなど1つ1つ自分自身が納得できるもので構成したいと思っています。今日午後からのワークショップではどんな感想を頂けるでしょうか。 Graphic design:Graphic design studio room   Geometric pattern:©ingectar-e     20160521

 

 

5月14日の秋蒔きと春蒔き

秋蒔きは60cmほどに生長しました。春蒔きは可愛らしい葉が緑色になってきたばかりです。 この日札幌は日中の気温24℃、初夏のような日差しです。この写真は午前中に撮ったのですが、春蒔きの麦は夕方にはさらに1cmほど伸びていました。おひさまの力ってすごいですね。 来週土曜日麦わらで作るヒンメリのワークショップが札幌市内で開催されますが、その時昨年収穫した穂つきの麦をお持ちしようかなと思っています。この写真のような過程を経て刈り取られた麦をご覧頂いたりお話したりしながら、ヒンメリを作ります。ご参加頂く皆さま、お楽しみに! 20160515  

 

 

 

 

 

 

 

 

秋蒔きライ麦の春

 

札幌はようやく桜が咲き始め春らしくなってきました。融雪後先生のアドバイスで追肥したりし、ライ麦は順調に育っているようです。

 

この時期にこんなに青々した葉を畑で見られることに驚いています。雪の下で春を待っていた生命力にただただ感動しています。これから春蒔きの作業が始まりますが生育の差や収穫の時など、どのように違うのか興味がつきません。20160425    

 

 

 

ヒンメリのある暮らし

今年は、生活の中で楽しむヒンメリの魅力をお伝えしたいと思っています。長い間考えていたものの、なかなかその思いを形にすることが出来ずにいましたが、ある方の協力を得てついに実現致します。

 

今回ご紹介するのはフレームスタンドに吊り下げた卓上スタイルのヒンメリです。写真のようにお気に入りの雑貨と一緒に出窓に飾ったりキャビネットの上に置いたりできる作品です。私の先生 Seijaさんにこのヒンメリを見せた時、コンパクトに飾ることが出来るアイデアは日本人らしい発想でとても素敵ね、と言って頂きました。スタンドもこのスタイルにするためにデザインをおこしたオリジナルで、造形作家の方に1点1点ハンドメイドで製作して頂いています。色んな場所に気軽に持って行って飾れるのが魅力です。 20160312

 

写真掲載作品:意匠登録取得済み 

 Photo:Kayoko / HARMONICS. 写真は無断で使用(複製・送信・頒布等)することを禁じます    

 

 

春のWorkshop

春の訪れをお祝いするイースターシーズンにワークショップを開催する日程となり、ヒンメリキットのパッケージラベルもイースター仕様にしました。ワークショップでは、フィンランドのイースターのちょっと変わった風習や、個性的な伝統のお菓子のことなどについてもご紹介したいと思っています。

 

春を心待ちにしている北欧の人々と同様に私たち北国の住人も、イースターの季節を楽しんでみるというのも新しい春の過ごし方になるかもしれませんね。 Virvon varvon  Tuoreeks terveeks ... この呪文の意味はワークショップで! ぜひご参加下さい。 20160224

 

 

新しい年に

北海道立北方民族博物館にて6日まで開催されていたロビー展が終了し、展示作品が戻ってきました。期間中たくさんの方にご覧になって頂いたと伺っております。足を運んで頂いた皆さま、またワークショップにご参加頂いた皆さまありがとうございました。 昨年12月日本経済新聞文化欄に作家活動を紹介した記事を掲載頂いたことをきっかけに、あらたな交流も生まれました。学びと出会いの1年だったと実感致します。2016年も誠実にていねいな仕事をしていきたいと思っています。  20160111

 

 

▼2015年

北海道立北方民族博物感 ロビー展 始まりました

私が創作するヒンメリ

 

新しい試みで完成した作品は、いままでにない表現スタイルを生み出せたと思います。これをスタートとして、さらに発展させたいと考えています。お手本は何もありません。ただ自分が作りたい、見てみたい造形を麦わらを素材としてヒンメリ制作と向き合っていくのみです。制作する作品は、私が「美しい」と感じる比率・パーツ構成で組み合わされ、それらは自身が身につけたテクニックで作り出された姿です。

 

そのように作られた13点ほどのヒンメリがロビーでゆったりと回っています。会場ではヒンメリの間を縫いながら、様々な角度でご覧頂ける展示となっています。25日夜には、ヒンメリの下で札幌交響楽団員による弦楽四重奏のコンサートが開催されるそうです。

 

今回展示の機会を与えて下さった北海道立北方民族博物館担当学芸員の方をはじめスタッフの皆様、関わって頂いた全ての方に感謝の気持ちでいっぱです。 20151205

北海道立北方民族博物感 ロビー展

山本睦子がつくる 北欧フィンランド 伝統のクリスマス飾り Himmeli 作品集

昨年ワークショップに呼んで下さった網走にある北海道立北方民族博物館さんが、今年はヒンメリ作品展をぜひとお声がけを頂きクリスマスの季節に実現致します。開催期間もフィンランドにならってクリスマス飾りを飾っておく公現節1月6日までと致しました。会場はとても広い空間なので、その場にあう作品も新たに制作をしています。このポスターは網走の流氷のような、そして冬の冷たい空気をイメージさせるアイスブルーを背景に様々な形で構成されたヒンメリの凛とした佇まいを、フォトグラファー加藤幸雄さんに撮って頂きました。もちろんこの作品たちも展示します。ロビー空間にたくさんのヒンメリがゆったりと舞う景色をどうぞお楽しみ下さい。開催初日はヒンメリワークショップも開催致します。20151114

 

期間/2015.12.04−2016.01.06 09:30-16:30 観覧無料

会場/北海道立北方民族博物館ロビー 休館日/月曜日、年末年始12.28ー1.04
後援/フィンランド大使館、在札幌フィンランド共和国名誉領事館、北海道フィンランド協会

 

 

東京・大阪でのワークショップへご参加頂いた皆さま、ありがとうございました。

ご参加頂いたお客様に秋蒔きライ麦の成長過程をお知らせするお約束致しました。10月31日の麦の写真をアップいたします。札幌の気温は日中 8.1℃、最低気温は5.1℃という小雨も混じる寒い1日でした。春蒔きと異なり大きくなる速度はゆっくりのようです。この先雪が降った時はどのように変化するのでしょうか。ご指導頂いている大学の先生に「フィンランドでヒンメリに向くライ麦の品種というものがあるでしょう。日本にもこの土地で育つライ麦の中から、ヒンメリに向いた品種をいまあなたは育てながら探しているんですよ」と言われ、やはり果てしないことに挑戦しているんだな、と実感しました。でも同時に自分にしか出来ないことに向き合えている喜びも感じました。

 

私の育てた麦でヒンメリ作りに出会う皆さまには、自然素材のもつ「美しさ」というものも感じて頂けたらいいなと思っています。今回ワークショップでは、なぜサイズを切りそろえた麦わらでヒンメリを作るスタイルをとるのか、作家としての想いなどをご参加頂いた方々へお話しを致しました。

 

私は、フィンランドの文化や生活についてもまだまだ学びの過程にあります。本質を大切にしながら北海道という場所で、自分にしか出来ない表現そして創作活動を続けていこうと、この11月気持ちを新たにしています。先月お会いした皆さまから力を頂きました。ありがとうございました。  20151101

 

 

春を待つライ麦

 

今年秋蒔きに挑戦しています

 

自分が作りたいヒンメリに向いた麦作りをさらに進めるため、ライ麦を研究している大学の先生にご指導頂いて秋蒔きのライ麦を育ててみることにしました。

 

雪が降るまで一生懸命に太陽の光を蓄えながら、冬はじっと雪の下で春を待つのだそうです。この畑周辺の積雪はたいだい1m20cm ほど。 その重みに耐え芽吹く季節まで真っ白な世界の下で鼓動をとめることはありません。  想像するだけで「すごい!』と思ってしまいます。今後の生育を見守っていきます。

 

自然が作り出すつやつやとした麦。

優しく輝くモビールを眺めながら昔のフィンランドの人たちは「冬が終わったら、明るい春が来る」とワクワクした気持ちでいたのではと感じます。私が初めてフィンランドで見たヒンメリも楽しげにダンスをしているように揺れていて、それはキラキラと本当に美しいものでした。

取材したヒンメリ作家さんのお宅にて ©Eija koski
取材したヒンメリ作家さんのお宅にて ©Eija koski

ヒンメリのある暮らしは、健やかな風がゆったりと流れているような気がします。モビールを通して自然を感じているのかもしれませんね。

 

繊細なヒンメリを作りたい。この想いを叶える作業はまだまだ続き、もしかしたら終わりはないのかもしれません。ただ、その過程で沢山の素晴らしい出会いがあり私を支えてくれています。20151008

 

 

3歳のお子さんも真剣です

 

 

 

親子で楽しむヒンメリ作り

 

先週日曜日のワークショップ。雨が時折強く降る中、お子さんたち元気に参加してくれました。 ジュースなどのドリンクを頂き、さっそくストロー選びやアレンジに取りかかります。

 

お子さんはマスキングテープを自由に貼るのが大好きなようで作業に熱中してしています。3歳のお子さんも器用にテープをカットしストローに巻き付けていきます。参加されたお子さんたち全員がオーナメント作りなど最後までこだわりを見せヒンメリを完成させていました。今回も笑顔でいっぱいの楽しいヒンメリ作りとなりました。

 

早い時間からお子さんに支度をさせてご参加頂いたお母さま方、ありがとうございました。 20150920

 

下3枚の写真はSUUさんFBより

札幌にて

写真提供 SUU
写真提供 SUU

 

親子で楽しむカラフルモビール作り ヒンメリワークショップを開催致します!

 

北欧の生活雑貨などチャーミングな商品がSHOPいっぱいに並ぶ SUU さん。

札幌では初めてのペーパーストローで作るヒンメリワークショップをこちらSUUさんで、開催させて頂くことになりました。8月22日より作品を展示させて頂いております。ぜひご覧下さい。 20150823

 

 

 

 

函館 蔦屋書店

子どもたちの豊かな感性に脱帽です

8月4・5日行われたワークショップは、下は4歳のお子さんから小学生までたくさんのご参加があり、賑やかで楽しいものとなりました。展示している大きなヒンメリ作品を見上げて「これを作る!」と意欲的な発言をされるお子さんや「作れる気がしない…」と表情の曇るお子さん等々。お一人おひとりが個性あふれ接している私はとても刺激を受けました。枠に囚われない自由な発想という点においても、参考にするべきものが多くありました。制作過程で自分の主張「こうしたい」ということが明確で、それを自分の手で表現できる。子どもたちの創作力は素晴らしいものでした。

 

お母さまと仲良く相談しながら進めている姿も微笑ましく、親子参加のワークショップを開催できてとても良かったと思っています。お子さんの手先を使う練習、集中力を養うトレーニングとしても適していることを実感致しましたので、夏休みや冬休みにこの内容のワークショップを続けていきたいと思っています。個性光るヒンメリ作品たち、そしてたくさんの笑顔と出会えることを今からとても楽しみにしています。ご参加頂いた皆様、ありがとうございました!20150811

 

 

新作 Paperipillin himmeli の続き 〈 ヒンメリキット

オリジナルヒンメリキットです

 

このカラフルなプリントのペーパーストローで作るヒンメリキットを準備しています。糸や糸通しなども入っていて気軽に作ることが出来るキットです。まずはワークショップ時に販売予定です。お楽しみに!20150617

■ペーパーストロー材質:紙(生分解可能)
■プリント:Soy based ink(食べても安全な大豆由来インキ使用)

 

 

新作 Paperipillin himmeli aino  ペーパーストローヒンメリ アイノ®

ペーパーストローとマスキングテープで作る、himmelin-aikaオリジナルのヒンメリです

 

かねてよりヒンメリのワークショップにご参加の多くの方から、「子どもと一緒に作れたら楽しいのに」とご要望をたくさん頂いておりました。麦わらを素材にしますと繊細な作業を要求される場面もあり、もっと気軽に作って頂ける素材でなおかつお子さんの想像力を刺激し、ものを創りだすことの楽しさを体験できる内容を考えていました。

 

素材に「紙」を選んだのは、本来のヒンメリに使われる麦わらと同様にいつかは土に還るものだったからです。ナチュラルでモダンな雰囲気の伝統的ヒンメリとはイメージが変わってカラフルで元気いっぱいのヒンメリが誕生しました。ペーパーストローにマスキングテープを自由に重ねオリジナルストローを作りヒンメリにしていきます。マスキングテープは、カモ井加工紙株式会社さんの「mt」を使用しています。テープのアレンジは無限に組合せが可能ですから、世界にたった1つのオリジナルヒンメリを作ることが出来ます。

 

ものづくりを通してお子さんと一緒に楽しめるクラフトワークです。このヒンメリを夏休みなどの自由研究にいかがですか。ワークショップでは本国の作家との交流の中から得た情報をお伝えすることも出来ます。

 

※カモ井加工紙株式会社さんより、作品およびワークショップでの「mt」使用のご容認を頂いております

 

お披露目もかねて8月、函館蔦屋書店さんにてワークショップ開催が決定しました! 20150615

 

 

2015年の麦作りが始まりました

育っています

 

4月下旬に蒔いた麦はもう8センチほどになっています。風でひらひらと揺れる可愛らしい姿を眺めていると、今年もいよいよ本格始動の季節なのだと実感します。地力維持のための輪作をし、2年ぶりに麦を蒔いた土壌です。試行錯誤は続きますが、輪作のおかげで美味しい北あかりを2年続けて収穫出来ました。畑仕事とは全く無縁だった自分がヒンメリと出会い、ジャガイモまで作ることになるなんて思ってもいませんでした。 畑作りの先生をはじめ、たくさんの方々に助けられて今年も麦作りを続けることが出来ています。

 

4月5日はPääsiäinen(イースター)

                                                     
                                                     

4月に思うこと

 

フィンランドの作家さんEijaを取材するために訪れたのはちょうどイースターの季節。黄色いスイセンやネコヤナギの枝、うさぎやひよこの置物がイースターの象徴として窓辺などに飾られ、Bulevardi通りにあるこの「 Ekberg エクベル 」でもテーマカラーの黄色と黄緑色に彩られたディスプレイで見る人を楽しませてくれていました。  Eijaの住んでいる街では麦わら細工を数多く展示している所にも出向き、昔から作られているヒンメリのデザインや麦わらの装飾品を取材しました。

 

最近のトレンドなどについても自分で情報収集を常に行い、フィンランドスタイルを学んでいます。3月に開催致しました代官山 T-SITE でのワークショップでお作り頂いたウッドビーズを用いたヒンメリのデザインも、独自にアレンジを考え企画したものです。 そのアレンジによく似たデザインをサンプルとして紹介し、ご自身のワークショップをされるという情報を目に致しました。代官山のワークショップにご参加頂いた方だったのでしょうか。「ウッドビーズ」も「麦わら」もさらに私がワークショップで使用している素材全ては、既にこの世の中にあるものです。ただ、その組み合わせのアイデアは制作者のオリジナルです。

 

生み出す作業はつねに孤独です。でもこのプロセスが最も重要で大切なことだと思っています。私はこれからも独自のスタイルで作品を作り、ワークショップを企画していきます。

 

いまも新しいワークショップの企画に取り組んでいます。とても楽しい内容になると思いますので、ご期待下さい。 この春もたくさんのチャレンジが始まります。

 

 

代官山 T-SITE GARDEN GALLERY

 

沢山の素敵な出会いがありました。

 

クラシカル&ナチュラルモダンをコンセプトにヤマハ電動アシスト自転車「PAS minä(パス ミナ)」という、北欧テイストデザインが魅力の新商品が発売となり、3月13日より3日間記念イベントが開催されヒンメリワークショップを致しました。

 

会場ではStudio101の斎藤志乃さんがPAS minäと北欧雑貨などをアレンジしたストーリーを感じさせるとても素敵なディスプレイがお客様をお出迎えしました。

私のヒンメリ作品も4点ほど展示し、フィンランドのハンドクラフトをご紹介致しました。初めてご覧になる方も多く、素材の麦わらを触って頂いたり

ヒンメリについてお話しをさせて頂いたりしました。今回は色々な方にブログ上でご紹介頂きとても嬉しかったです。そして、ワークショップにご参加頂いた皆様ありがとうございました!

 

このイベントでの経験は、私にとって特別なものとなりました。またいつの日かお目にかかれますことを楽しみにしております。 Kiitoksia paljon!!

 

Workshop

写真提供:SUU
写真提供:SUU

午前午後ともに定員となり、この日はワークショップのためだけにお店を開けて頂いて、素敵な空間を独り占めでヒンメリ作りを楽しんで頂きました。

 

いつも嬉しく思うのは、ご参加頂いた方々がすぐに打解けて会話が弾み、とても和やかな雰囲気になること。今回は完成したマリマリを並べ皆さんで記念写真を撮っていらっしゃいました。

フェルトボールや糸の色などを思い思いにアレンジが出来るこのワーショップならではの、個性が光るデザインを毎回たくさん見ることが出来ます。

 

 

 

 

▼2014年

Christmas exhibition in Stary Browar

ポーランド ポズナンにある「 Stary Browar 」

 

ポーランド最古の都市の一つで、夏至の夜に数千のランタンを天空に飛ばす祭り「聖ヨハネ祭」で有名なポズナンにある商業施設「Stary Browar」。2014年のクリスマスのテーマがヒンメリで、私の作品を写真で紹介したいと連絡がありました。このStary Browarは「伝統は芸術のように」という信念のもとでポーランド独自のクリスマスの装飾・展示を行っていて、このプロジェクトは本国だけではなく、海外でも賞されているショッピングモールだそうです。頂いた資料を見て、装飾の規模やイベント内容のこだわりに驚きました。「世界の違う国からやってきたモダンHimmeli」の特例として私の作品を紹介したいと言って下さいました。1月6日まで展開していた館内の様子が先日送られてきました。交流のあるフィンランドの作家さんEijaと私の作品紹介が両サイドに並びました。嬉しいサプライズで2015年がスタートしました。

 

作品写真と一緒に送ったメッセージ
作品写真と一緒に送ったメッセージ

Hello, my name is Mutsuko Yamamoto.  

I am a Himmeli Artist from Japan, designing and creating the traditional Finnish decoration items of Himmeli.  


I reside in Sapporo, the northernmost populated city in Japan with the affluence of nature.  
As such, all my works of Himmeli are made of rye seeds, of which the plants are all cultivated by myself.  
As I do pay utmost respect towards the traditional craftworks of Finland, I truly believe that producing the works of Mobile Himmeli by making use of such natural material, will certainly demonstrate

thetruehearted beauty of them.


I am extremely excited and honored that my works

of Himmeli can be introduced in Poland,

far away from my homeland.  
Please accept my sincere and utmost appreciation

for viewing my works.  A-RI-GA-TOU!  日本語

Courtesy of
Stary Browar ("Old Brewery"), Poznan, Poland.  www.starybrowar5050.com

 Thank you so much Łukasz ! I am grateful that you have given me this kind of opportunity.

 

写真提供:Stary Browar 

※上記写真全ての著作権は、Stary Browar に帰属しております。無断で使用(複製・送信・頒布等)することは禁止します。

 

 

▼2014年

トーベ・ヤンソン展 〜ムーミンと生きる〜 北海道帯広美術館

生誕100周年 トーベ・ヤンソン展 〜ムーミンと生きる〜 

 

フィンランドの風景を思いおこすようなロケーションにある帯広美術館。オープニングレセプションではフィンランドの伝統楽器カンテレの奏者あらさんによる演奏もあり、とても素敵な時間を過ごしてきました。この展覧会はフィンランド国立アテネウム美術館で開催された回顧展を日本向けに再構成されたもので、400点を超す作品が展示されていて本当に見応えのある素晴らしい展覧会です。

 

 

12月14日に行われたワークショップでは、ヒンメリ作りの後でフィンランドのクリスマスについて、イブの過ごし方やお料理のことなどむこうで体験してきたことをご紹介するお話し会もありました。フィンランドスタイルで楽しむティータイムでは皆さまに喜んで頂けてよかったです。赤いタッセルがついた伝統的なデザインのヒンメリ、クリスマスを迎えるお部屋に彩りを添えておりましたら嬉しいです。 Hyvää joulua!

 

生誕100周年 トーベ・ヤンソン展 〜ムーミンと生きる〜 

期間:2014.12.13-2015.2.15   09:30-17:00

会場:北海道立帯広美術館 帯広市緑ヶ丘2番地緑ヶ丘公園 

 

 

札幌芸術の森 工芸館「クリスマスアート展2014」

会場のヒンメリ

 

先日行われたワークショップで終日会場に居りましたので、展示されているヒンメリをゆっくり見る時間もありました。とても広い空間に点々と飾られたヒンメリはどれも美しくライティングして頂き、壁におちる影もとても印象的です。会場では不思議そうに見上げていらっしゃる方々もいて、ヒンメリについて少しご紹介をさせて頂いたりもしました。18日(木)は2回目のワークショップです。当日ヒンメリについてご質問などありましたら、お気軽にお声がけ下さい。

ArabiaやIittala Vuokkoなど、館の収蔵品も展示されていてフィンランドの様々なデザインを楽しむことが出来ますよ。

札幌芸術の森 工芸館

芸術の森 クリスマスアート展2014

 

札幌芸術の森 工芸館にて11月22日(土)より開催されるクリスマスアート展。 今年はフィンランドにスポットを当てた企画ということで、会場に私が制作したヒンメリが展示されることになりました。搬入前の作品たちが今この空間を埋めています。天井高6mほどの工芸館会場、どのような展示構成になるでしょうか。

 

今回フィンランドで古くから作られているモデルやオリジナルで創作したヒンメリなど、デザインの異なる作品が13点ほど展示される予定です。麦わらのつややかな光沢、ゆったりとまわる姿や複雑に変化し現れる影などヒンメリの魅力を実際に感じて頂けましたら嬉しいです。期間中12月6日(土)・18日(木)には、ヒンメリのワークショップも開催されます。 冬景色が美しい芸術の森へ、ぜひお出かけ下さい。

 

芸術の森 クリスマスアート展2014
期間:2014.11.22-12.25   09:45-17:00

会場:札幌芸術の森 工芸館展示ホール 入場無料 札幌市南区芸術の森2丁目75番地

 

2年越しの思い

ショップのクリスマスディスプレイ
ショップのクリスマスディスプレイ

 

クリスマスの麦わら

 

Webサイトを開設した2年前、「麦のお話し」でも書きましたが細い麦わらを使って繊細なヒンメリを作ること、そしてフィンランドで見た麦わら細工オルキプッキなども作ることが出来るようになったら楽しいなと思っていました。

 

本格的なものを作るには、やはり沢山の麦わらが必要となります。試行錯誤の麦作りですが、量を確保出来るようになってきました。当初の思いがようやく形になり、イッタラ銀座さんにてオルキプッキのワークショップを開催致します。

フィンランドの可愛らしい麦わら細工
フィンランドの可愛らしい麦わら細工

ところで、なぜクリスマスの装飾品に麦わらが使われるのでしょうか。昔々フィンランドに限らず北欧の国々では新しい年を迎える節目を冬至とし、太陽の再生を祝いお祭りをしていました。麦わらには実りをもたらした精霊が宿ると信じられ、お守りとして家の屋根や玄関に麦の穂束を下げたり、翌年の豊作を祈って麦わら細工を作りお家に飾ったそうです。この頃はクリスマスマーケットで購入し飾られている方も多いとは思いますが、昔からの習慣は今も続いています。

 

この冬のワークショップでは、作りやすくアレンジしたヒンメリやオルキプッキをお作り頂こうと思っています。

 

お道具

 

ワークショップのために

 

新しい内容のワークショップを企画し、そのために布が必要となりました。せっかくなのでヒンメリをグラフィック的にアレンジしたオリジナルの手ぬぐいを作ってみました。フレームに入れるとインテリアのアクセントにもなり、手ぬぐいも色々な楽しみ方がありますね。ワークショップでは、もの作りはもちろんですがお使い頂く道具もチャーミングなものを揃えて、楽しい時間をお過ごし頂きたいなと思っています。

 

 

10月4日 i GATE IKEUCHI asahikawa 森の間カフェにてヒンメリワークショップを開催致しました。わざわざ札幌からご参加を頂いた方もいらして、恐縮してしまいました。ヒンメリをたくさんの方々に知って頂けること、フィンランドの手しごとをご紹介出来ることにとても喜びを感じます。

 

これからクリスマスシーズンに向けさらに色々な街でワークショップを行う予定です。麦わらの感触を楽しみながらのヒンメリ作りをこの冬ぜひご体験下さい。

 

 

旭川 森の間カフェ

iGATE IKEUCHI asahikawa 森の間カフェ

 

フィール旭川の3Fにあるアウトドアブランドのセレクトショップとアクティビティーサービス、そしてCAFEを融合した「iGATE IKEUCHI」。

 

この森の間カフェは、下川町産の木材を使った器やテーブルが並びナチュラルでとても心地良い空間です。8月初旬よりエントランスにヒンメリが2つ飾られています。10月にはこちら森の間カフェにてワークショップが開催されます。詳しい内容はWorkshop Newsをご覧下さい。

 

6月のワークショップ

 

ワークショップにご参加頂いた皆さま、ありがとうございました。

 

6月13日・14日イッタラGINZA、翌週22日には網走にある北海道立北方民族博物感にてワークショップが開催されました。イッタラさんではインテリア雑貨的マリマリを、北方民族博物館では伝統的なヒンメリをお作り頂きました。フィンランドではJuhannus(ユハンヌス 夏至)のお祭りにもヒンメリを飾っていた地方もあるそうで夏至の翌日22日の講習会では麦のお話しやヒンメリの歴史などもご紹介致しました。

 

2つの街でたくさんの方々と出会うことが出来ました。おひとりおひとり表情の違うご自分だけのヒンメリを完成させていらっしゃいました。お家ではどのような空間に飾られていますでしょうか。ゆったりと揺れるヒンメリをどうぞ楽しんで下さい。

 

これからもヒンメリはもちろん、フィンランドで見られる麦わら細工などもご紹介出来たらと思っています。

 またの機会、皆さまにお目にかかれますことを心から楽しみにしております。

 

 

● イッタラGINZA

  ご参加の皆さまがいらっしゃる前の風景

 

● 北海道立北方民族博物館

  ロビーにある美しいステンドグラス

 

爽やかな空間演出を

「 marimalli helpompi 」
「 marimalli helpompi 」

 

 

 

 

 

 

 

 

北海道もようやく緑の美しい季節がやってきました。

 

カーテンを涼やかなものに替えてみたり、

窓辺に美しく映えるガラスのオブジェを並べたり…

 

グリーンのマリマリもお部屋のアクセントとして

楽しんでもらえたらと思います。

 

 

ヘンティネンクミ先生 著「北欧フィンランドのフラワーデザイン」

4月24日六耀社より「 森の植物が教えてくれた 北欧フィンランドのフラワーデザイン 」が出版されます。

 

日本で北欧フラワーデザインを広く指導されていらっしゃる第一人者、ヘンティネンクミ先生。フィンランドの神秘的な自然から学ばれたフラワーデザインのアイデアが盛りだくさんのとても素敵なご本が出版されます。

 

あるご縁よりクミ先生と交流があり、このご本にヒンメリをご紹介頂きました。また、ヒアシンスのアレンジページ写真にはヒンメリ作品も飾られています。美しい写真はフラワーアレンジばかりではなく、フィンランドの様々な世界も紹介した内容となっています。見ていて本当に楽しいご本ですのでぜひお手に取って頂けたらと思います。

 

 

函館元町 ギャラリー村岡 ワークショップ

 

ワークショップ前日に降った雪でお足もとの悪い中をご参加頂きました皆さま本当にありがとうございました。ヒンメリ作りのほか、フィンランドの暮らしや本国の作家さんとの交流などを写真を交えご紹介を致しました。少しでもフィンランドスタイルを感じて頂けましたら嬉しいです。

 

またギャラリーではたくさんの方とお話しすることが出来とても楽しい2日間でした。 皆様、次回もお目にかかれま

すことを心から楽しみにしております。

 

JRタワー スクエアスタイル 2014年1月号

リレーフォトエッセイ「カメラ語り」vol.58 UUSIVUOSI/新年

 

JRタワースクエアカード会員様向けの月刊情報誌「JR TOWER SQUARE STYLE」に文章を書かせて頂きました。

 

1月号ということもあり、私自身 2014年をどんな年にしたいかを考える良い時間を頂きました。フィンランドで過ごしていた日々で体験したこと、そして考えていたことが時を経て今に繋がっています。

新しいフィールドに踏み出すきっかけとなる旅とは知らずに訪れたこの国は、いまかけがえのない場所となりました。出会った時から変わらずに親しくしてくれる人々がいることも、私にとっては大きな喜びです。

 

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